ディープラーニング(Autoencoder)のJavaプログラムをMNISTテストする

ニューラルネットのC++プログラムをJAVAに書き換えたら、すさまじく速くなったということは先に書いた。
これでディープラーニングの入り口である、Autoencoder(自動符号化器)のプログラムを作成した。バグもほぼ取れているような感じなので、
https://github.com/toyowa/jautoencoder
に公開している。
MNISTデータは、入力は、28X28=784ニューロンで、出力は、数字ラベルの10ニューロン。そこで、隠れ層を、300ニューロンと150ニューロン挟んで、4層にした。これまでと同様に、MNISTの6万個の手書き数字データと10000個のテストデータを実行した。
結果は、
<正解数 = 9413 不正解数 = 587 正解率 = 0.9413>
だ。同じプログラムで、改めて実施した、隠れ層400ニューロンだけの、Autoencoder抜きの結果は、
<正解数 = 9310 不正解数 = 690 正解率 = 0.931  >
なので、明らかに、正解率は上昇した。
しかも、隠れ層が300-150で、Autoencoderなしにニューラルネットを実施した場合は、全くダメ、というか収束しないので、Autoencoderの効果は確かめられた。
正解率のヒストグラムは、以下のようなものである。400の方が、0.999以上の頻度は多いのだが、総合的パフォーマンスは300-150のAutoencoderの方が高い。理論的に予測されているように、Autoencoderを入れた方が、柔軟に認識ている感じだ。